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子どもの権利を守る ― 宗教およびスピリチャルなコミュニティにおける子どもの権利条約履行のためのイニシアチブ

ありがとうインターナショナルとCRED-PROは、宗教を持つ有職者を対象に子どもの権利に関する教育カリキュラムを立案するプロセスに共同で着手しました。

このイニシアチブは、信仰コミュニティの活動で、特に参加者のリーダーシップを通して子どもの人権を保護し、育んでいくビジョンに基づいたものです。このビジョンの中核には、信仰コミュニティの有職者を対象とした子供の権利に関する教育カリキュラムを作成する意図があります。関心のある信仰コミュニティや子どもの権利の分野におけるリーダーシップを集める目的で専門家で構成される運営委員会が招集され、信仰コミュニティの有職者や非宗教的な人々のリーダーシップを対象として、子どもの権利に関する教育の立案、テスト実施、普及および浸透が行われました。ありがとうインターナショナルは、ジュネーブ事務所を通してCRED-PROとの今回のイニシアチブでリーダーシップをとり、この最初の段階ではイニシアチブの事務局としてのサポートを提供していきます。

第1回の顔を合わせた上での運営委員会は、2013年5月13~14日にニューヨーク大学で開催されました。運営委員会のメンバーは以前、バーチャル・ミーティングで顔を合わせたことはありますが、今回は2日間にわたって、戦略的方向性の模索・立案を行い、プロジェクトに焦点を当て、さらにプロセスにおける次のステップが重点的に取り上げられました。ユニセフのプログラム担当ディレクター、ニコラス・アリピュイ氏も運営委員会に加わっており、プロジェクトに対するユニセフの参加および貢献を話し合いました。

氏は、パートナーシップや提携がユニセフの唯一最も重要な戦略的方向性であることを強調しており、とりわけ、子供の権利のために信仰ベースのイニシアチブを支援し共に取り組む活動を選び出しました。子どもに対する暴力に関する国連事務総長特別代表のマルタ・サントス・パイス氏の代理で、ジュースト・クーイジュマンス氏(Mr. Joost Kooijmans)も会合の参加しました。同氏は、信仰ベースのコミュニティとの取り組みは拡大しているものの、今もなお未開発のリソースであり、子どもの保護を展開する上で十分に活用されなければならず、このイニシアチブが子どもに対する暴力をなくす際にコミュニティ内部での能力構築の面で重要になるだろうと述べています。

運営委員会のメンバーには、ノートルダム大学からの2人の学生も加わりました。ニューヨーク大学およびタイのマヒドール大学の学生がチームを構成し、プロジェクトに向けたリソースを選び出すと同時に、プロジェクトで必要となるステップを特定し、対象となるコミュニティ、信仰コミュニティによる期待および障壁が明らかにされます。

運営委員会のメンバーは、インドのK.J.ソマイヤ・バーラティア・サンスクリッティ・ピートハム(仮訳K.J. Somaiya Bharatiya Sanskriti Peetham)のカラ・アチャリャ博士(Dr Kala Acharya)、ニューヨーク大学のデイビッド・エルコット博士(Dr David Elcott)、ネパールの元ユニセフ事務局次長のクル・ガウタム氏(Mr Kul Gautam)、国連人口基金の上級アドバイザーであるアザ・カラム博士(Dr Azza Karam)、ノートルダム大学のクラーク・パワー博士(Dr Clark Power)、サーチ・インスティチュートのジーン・ロールケパータン氏(Mr Gene Roehlkepartain)、ワールド・ビジョン・インターナショナルのポール・スティーブンソン氏(Mr Paul Stephenson from World Vision International)、およびバンコクのマヒドール大学のパリチャート・スワブッバ博士(Dr Parichart Suwanbubbha)で構成されています。

今回のプロジェクトは、CRED-PRO側はスチュアート・ハート博士、ありがとうインターナショナル側はアグネッタ・ウコ女史が調整役を担当しています。